SUPERFORMANCE FACTORY
Superformance MKⅢ 生産工程
南アフリカ、ポートエリザベスに位置します工場にてスーパーフォーマンス車は製造されます。シェルビーが1962年にコブラCSXをAC Cars of Englandにて生産した工程と同様にフレーム作業は職人による手造りで行われており、そのクォリティを大切に生産されますます。当時はAC工場でフレームが完成さし、アメリカにあるシェルビーの工場でエンジン等のパワートレインパーツを載せて完成させておりました。Superformance車もこの工程と同じ様にして、エンジン以外のパーツを組み付けられた物はアメリカでエンジンを載せて完成となります。
ここではMKIIIの工程に付いて、ご説明致します。
強化されたラダーフレームはTIG溶接によって生み出され、ラインに乗せられ形成されていきます。


何層にも手貼りされ十分に硬化させた後、型から出され塗装の工程に入ります。シンボリックなストライプも正確なマスキングのうえ同時に塗装されます。


入念に磨きこまれて架装されるのを待ちます。


フロントガラスは真鍮を高温のアセチレンバーナーを使いながら手で曲げ形成され、ニッケルメッキを施した後、クロームメッキをかけて完成。また、シートもテープを編み混んでいくオリジナルと同じ工程で作られます。


エンジン以外のパーツを組み付け、アメリカでエンジンを載せて完成となります。



こうしてオリジナル同様、一台一台丁寧に手造りで完成するシェルビーコブラ ライセンスドモデル Superformance MKⅢの完成です。


Safety
ここではMKIIIのシャーシ安全性についてご説明します。
下記は、日本にて2017年に実施したシートアンカー、シート、そして制動試験等、安全テストにより、個々の安全基準値をクリアした事をご説明致します。
安全シート
ドイツや欧州の指定機関であるテュフ・ラインランド・ジャパンの立ち会いのもと、UNECE R14のシートベルトアンカレッジ強度試験及びUNECE R17のシートアンカレッジ強度試験を国内にて実施し、合格しました。
R14シートベルトアンカー試験
13,500KNの力で1.2秒の間、シートベルトにトルクをかけ、衝突時の一定時間の衝突を再現します。
試験は大掛かりな設備で行われ、乗員の生命に深くかかわるデータを採用します。




R17シートアンカー試験
0.03秒間、20G以上の衝撃を与え、衝突時におけるシート及びヘッドレストの耐久性を検証します。 試験は全面衝突と後面衝突を想定し複数回行われます。





制動試験
ブレーキ性能も日本基準をクリアしております。146.6km/hからのフルブレーキングで、109mで停止することを確認。フェードについても基準内を確認し、フロントからロックすることで、緊急時の挙動の乱れを抑止します。最悪の場合タンデム構造マスターシリンダーにより、フロントまたはリアのみでも一定条件内で停止が可能です。
★フェード(加熱)試験合格。
★車輪ロック順確認試験合格。制動液漏れ故障時制動試験合格





